睡眠障害セルフチェックとは、自分の不眠の症状が、

  • 睡眠相後退症候群
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • ナルコレプシー症候群
  • 月経随伴睡眠障害
  • 更年期障害

この5つの睡眠障害のうち、どれに当てはまるのかを、代表的な症状をご紹介しつつ、自分に当てはまる項目はないかと、確認するためのものです。

そこで、今回は、「睡眠相後退症候群」と「睡眠時無呼吸症候群」に関する睡眠障害セルフチェックシートをご紹介します。

 

チェックその1:睡眠相後退症候群

睡眠相後退症候群とは、夜型の生活が長く続いてしまったことが原因で、理想的な就寝時間になっても眠りにつくことができず、朝、希望の時間になっても目が覚めない不眠症のことです。

本人がいくら努力しても、夜遅くまで起きてしまい、朝になっても起きられない状態が続いてしまいます。

まさに、極端な夜型人間といえるでしょう。

睡眠相後退症候群のチェックシート

□ もともと朝、起きるのが苦手
□ 午前中は、頭がボーっとしていることが多い
□ よく仕事や学校に遅刻してしまう
□ 午後から夜にかけて、元気が出てくる
□ 就寝時間は、だいたい遅いほう
□ 就寝時間は、だいたい決まっている
□ 夜遅くまで起きていて、朝遅くまで寝ている状態が、かれこれ1ヶ月以上続いている

睡眠相後退症候群の改善方法

睡眠相後退症候群は、睡眠障害のなかで、もっとも多い不眠症のタイプとされています。
睡眠自体には、まったく問題がないのですが、体内時計のリズムが乱れてしまっていますので、このリズムを正しい状態に戻すことができれば、不眠の症状を改善することができるでしょう。
不眠症の治療に詳しい内科医、睡眠外来の医師に相談するのがお勧めです。

チェックその2:睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が何度も止まってしまう睡眠疾患のことです。

正確には、一晩(7時間)の睡眠中に30回以上、あるいは、睡眠中に10秒以上の呼吸停止状態が、睡眠1時間あたり5回以上みられる場合を、睡眠時無呼吸症候群としています。

睡眠中に10秒以上の呼吸停止状態がくり返し起こるため、熟眠感が得られず、日中に強烈な眠気に襲われることの多い病気です。

睡眠時無呼吸症候群のチェックシート

□ 就寝中、家族や友人からイビキと呼吸が途中で止まることを指摘されたことがある
□ 肥満傾向にある
□ 眠っている途中で目が覚め、息苦しさを感じることがある
□ 日中に居眠りしてしまう
□ 仕事や勉強に集中できない
□ 性欲が減退している

睡眠時無呼吸症候群の改善方法

主に睡眠時無呼吸症候群は、

①上気道 (鼻腔、咽頭、扁桃、喉頭までの空気のとおり道)が詰まってしまう閉塞型
②呼吸中枢の機能が低下したことで起こる中枢型
③これら2つの症状が混ざり合うことで起こる混合型

このいずれかに分類されます。特に、①と③は、肥満あるいは高齢男性に多くみられます。
睡眠時無呼吸症候群を改善するには、この睡眠障害に詳しい睡眠外来の医師や耳鼻科医、内科医に相談するのがお勧めです。

まとめ

今回は、「睡眠相後退症候群」と「睡眠時無呼吸症候群」のセルフチェックについてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか。

半分以上チェックが付いた場合、背景に別の病気が隠れているおそれがあります。該当する病気の治療を行っている診療所を受診することをお勧めします。

もしも、前編・後編どちらのカテゴリーにおいても、チェックの数が半分に満たなかった場合は、生活習慣や睡眠に対する意識の問題が原因である可能性があります。

すずらん鍼灸院では、ストレスや生活習慣などが原因で起こる自律神経の乱れなどによって、不眠に悩んでいる方から、よく相談をいただいております。なかなか不眠の症状が改善されず、困っているという方は、ぜひ当院まで足をお運びください。

参考書籍:「どんな不眠も治る安眠ガイド」より「自分の眠りの質がズバリわかる「睡眠障害セルフチェック」のすすめ」

著者名 :東北公済病院医師・千葉真美<監修>、心療内科医・もりしたクリニック医院長森下克也