① 近ごろ、夜になっても眠くならず、寝つきが悪くなった気がする
② 食欲がわかず、食事を摂ると消化不良を起こしてしまう
③ きちんとお手入れしているのに、お肌がボロボロ
④ ここ数日、手足の冷えと肩こり、腰痛に悩まされている

このようなカラダの不調を抱えている方も多いのではないでしょうか。

睡眠障害、食欲不振、消化不良、肌トラブル、冷え性、肩こり、腰痛など、カラダのあらゆる不調の原因は、血流の悪化によって起こっている場合が多く、血流の巡りを改善することができれば、いまカラダに起こっている不調の数々を改善へと向かわせることができます。

けれど、血流の巡りをよくするためには、まず血液をカラダ全体に運び届けている「血管」について詳しく知る必要があります。

 

血流の巡りと血管の関係とは?

血流の巡りをよくするためには、まず「血管」を知ることが大切です。
血管とは、私たちのカラダの隅々にまで血液を運ぶ管のことです。血管内を流れる血液の方向は、通常一定しており、心臓または類似器官の拍動によって、「心臓⇒動脈⇒毛細血管⇒静脈⇒心臓⇒肺と順番に巡り、最後に心臓へと運ばれます。
血管は、それぞれの役割に応じて、動脈・静脈・毛細血管の3種類に分類されており、心臓から運ばれた血液は、自分が通る血管に応じた働きをしています。

動脈

動脈とは、新鮮な酸素や栄養素を運ぶための太い血管のことです。
心臓は血液を高い圧力で動脈へと送り出すため、静脈に比べて、血管壁に厚みがあり、弾力性と収縮性に富んでいます。動脈は、末端へ行くほど細くなっており、毛細血管へと繋がっています。
動脈壁が、通常より厚みを増し、血液が通る内腔が狭くなったり、弾力性や伸縮性が失われて硬くなってしまうことを「動脈硬化」と言います。

静脈とは

静脈とは、臓器から心臓へと血液を戻すための血管のことです。
静脈を通る血液は、二酸化炭素や老廃物といった代謝生成物を含んでいるため、血液が暗赤色をしています。
動脈と比べ、血管壁が薄く、ところどころに弁があります。この弁のことを「静脈弁」といい、血液の逆流を防ぐ働きがあり、とりわけて四肢の静脈に多く存在します。

毛細血管とは

毛細血管とは、0.001mmほどの微細な血管のことです。
カラダ全体の至るところの組織内に広く網状に分布しており、動脈と静脈のあいだにあります。
毛細血管では、動脈から運ばれる酸素と栄養素、静脈から運ばれてくる二酸化炭素と不純物の入れ替えが行われているだけではなく、異物の貪食や免疫機能による生体防御を行う白血球が組織中に遊出するための出入り口にもなっています。

血流の巡りは血管内部を健康に保つことが大切!

動脈、静脈、毛細血管のうち、内径0.01mm前後と非常に細い毛細血管は、3つの血管のなかで、もっとも血液が滞りやすいため、注意が必要です。

けれど、毛細血管ばかりに気を取られ過ぎて、動脈と静脈の血管の健康管理を怠ってしまうと、カラダの不調を改善することはできません。

 

動脈と静脈の血管は、
① 血管の外側を包み込んでいる線維性の外膜
② コラーゲンを含む線維で弾力性に富んだ中膜
③ 血管のもっとも内側にある内膜
この3層構造で成り立っています。

外膜・中膜・内膜は、それぞれ、血流の巡りをスムーズにさせる重要な役割を担っており、血液に接している1層の内皮とそれを支える結合組織から成り立っており、内皮の働きによって、血管内で血液が凝固せず、血管内腔も程よいサイズに保つことができます。平滑筋と弾性線維などで構成される内膜は、血管の拡張と収縮、血管を養うための血管と神経などから成り立っている外膜は、外側から血管をしっかりと支える役割を担っています。

 

まとめ

血流の巡りが滞ってしまうと、ストレスが溜まりやすくなるだけではなく、睡眠障害、食欲不振、肩こり、腰痛、神経痛、肌荒れなどの症状が現れ始め、悪化すると生活習慣病を引き起こしてしまう恐れがあります。

血流の巡りをよくするためには、いま自分の血管の健康状態がどのような状態であるのかを、よく知ることが大切です。

すずらん鍼灸院では、血流の巡りの滞りによるカラダの不調にお悩みの方から、よく相談を頂いております。

病院で診てもらっても、特に悪いところが無いと言われたけれど、体調がすぐれないという方は、ぜひ当院まで足をお運びください。

 

参考書籍:オトナ女子の不調がみるみる改善する本

著者名 :イシハラクリニック副院長 石原新菜